Vol.3 キーワード:東京バ●ナ よくある御土産。 よくみる御土産。 よく貰う御土産。 「御剣、それはどんな味?」 「柔らかくて・・・そうだな甘い」 ふんわりしたケーキに包まれたクリーム。 御剣の指が持つそれは、成歩堂から見たら、とても卑猥に見えた。 『そんな掴み方、しないでよ』 あふれ出るクリームをすくう、舌先の動き。 『そんないやらしい舐め方・・・』 「そして、冷たい」 冷やしたほうが美味しいと書いてある、と御剣は包みを見て呟いた。 「そう…美味しい?」 「あぁ、悪くない」 食べ終わった御剣に成歩堂は背を向けた。 「御剣、硬くて、苦くて、熱いものはどうかな?」 振り向いた成歩堂の股間のモノは、ご丁寧に透明の包みでくるまれている。 その根元にはちょうちょ結びのリボン。 思わず、御剣は飲んでいた紅茶を噴出しそうになった。 「・・・却下する!見苦しいものを仕舞いたまえ」 「そんなこといっちゃって。なくなったら困るでしょv」 |