Blue Moon , Blue Night Sky , Blue Fallin Snow... 深い蒼に染まった空。 蒼が重っていく。 そして、夜が来る。 窓の外を見つめる人影。 降りしきる雪を追う瞳。 飽かず景色を眺めるかのひと。 ただそれだけの何が楽しいのか、と思った。 二人で過ごすのに、他にもっと有効な時間の使い方はたくさんあるだろう。 背後からそっと腰に腕を回す。振り払われることはなく、逆に、身体をもたれさせてきた。 窓の枠を握り締めていた手を掴み、指を離させる。 冷えた白い指先を握り締めて、熱を伝えた。 指を指の間に入れ、絡み合わせた。 「あたたかい」 冷たかった指が体温を取り戻し始める。 それだけでなく、身体も熱を帯び始める。 見計らって、白い首筋に手を這わせ、まるで猫の喉を撫でるように、愛撫した。 顎を取ると、長い睫が伏せられた。 誘うようにうっすらと開かれた唇に唇を重ねた。 そっと何度も重ねられる口づけは、深く、深く、二人の中に刻まれていく。 こんな感じです。 もうちょっと長いですけど。 小説3Pで冊子としては8Pです。 |