なんか青いもの企画没ネタ 2月のオンリー用企画、『なんか青いもの』(青と結婚というキーワードテーマ)について、携帯メール交換中に浮かんだネタ披露。 没ですので、新刊内容とは異なります。(笑) 「ぼく以外の誰がきみと結婚できるの?」 頭かたくて、プライド高くて、絶対折れないし、曲げないし。 不器用で超猛突進で、周囲なんてまるで見えてない。 人付き合いもよくないし、素直に謝ることだって出来ないし。 おまけにすぐ失踪するし、ちょっとのことで死にたがるし、と指をおって数えあげる。 「きみと親しくなればなるほど、普通のひとには耐えられないよ。きみの行動は」 飄々と、御剣を突き放すような言葉を言い放つ。表情だけは笑顔で。 「きみがほんとに死ぬか、相手がきみに振り回されてノイローゼになるか、死んじゃうかで終わりだね」 「あぁ、ただの観賞用なら、きみは最高なんだけどね」 御剣の整った、白い顔に手を這わせて、呟く。 唇を震わせて、御剣は何かいいかけたのに、最終的には視線をそらせた。 「だから、ぼくのものになっちゃいなよ」 御剣を引き寄せる。 「きみの居場所はココ。戻ってくる場所があればきみは戻らざるをえないから」 「私は・・・」 「こんなに手がかかるのに、どうしてぼくはきみが好きなんだろね」 むっとした様子の御剣にキスをする。 「大好きだよ」 「・・・信じられない」 顔を赤くしつつ、御剣はきっぱりと言い放った。 「信じられるものか」 「そう?ぼく以上にきみを好きなひとはいないよ。そして、きみだって、ぼくのことが一番好きでしょ」 「勘違いも甚だしい」 「もう、何も言わないで」 御剣の唇に指をあてて、黙らせる。 「きみとぼくは結婚するの。理由がいるなら・・・そうだね、ぼくがきみを愛してるから」 「だから、そういうこと」 にっこりと笑って、御剣にキスをした。 そんな感じです。 御剣に、彼がいかに人間として?駄目かを言い聞かせる成歩堂。 そして、自分に絡めとる。 きみを愛してるぼくのものになりなよ、って。そうすれば楽だよ、ぼくがきみを守ってあげる。 周囲に布石も忘れない。御剣はぼくのものだよ、って。 そんな成歩堂に逆らって御剣に手だししよーものなら、ハッタリ弁護士にどんな目に合わせられるか!(笑) いや、今書こうとしてるネタはいつもみたいなノリじゃなくて、普通すぎる! キモくないんです。(アレ? 普通にほのぼのとラブです。このままいくと。お互いに尊敬してて、親友で、その上、恋人って関係です(あれ、これってデフォ・・・?) で、普通すぎるので何か神様降りてこないかなーと思ってる今日この頃・・・ BLUE DRAGON がタイトルです。あまりにもありきたりなので恥ずかしい・・・ 青龍という薔薇からの妄想なネタなんですがねほんとは。商品名そのままは駄目かな、と。 |