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卵妄想 某友人(逆裁同人ではない。ていうか同人屋でさえない半パンピー/笑)との電話よりうまれた妄想。話をふってきたのは友人だ(笑) 友人曰く『成歩堂って見つめるだけで妊娠させられそうだよね』 錯乱兎『マジで??そんなら御剣、妊娠何度すりゃいいんだよ!いや、よく考えると御剣、成歩堂のほうを見ないから大丈夫だよ(目を見交わさないと妊娠しない)』 というわけで御剣が卵をうむ話。 何だか体調が優れない、と言って成歩堂を(珍しく/笑)拒んで眠って、翌朝。 丁度、休日だったのでまだ惰眠を貪ってるとこに朝食の用意が出来た成歩堂が御剣を起こしにくる。 「大丈夫?熱あるのかな?」 「触るな」 「ちょっと熱っぽいねぇ」 まだ寝起きの御剣の身体を触る成歩堂。低血圧で動きの鈍いのをいいことにパジャマをひきずりおろして。 「はかってみよっか」 「な、成歩堂ッ。何処に触って・・・あ」 成歩堂の指は御剣の奥処に。濡らした指先をぐいっと入れると、御剣が呻いた。 「ちょっといつもより熱いみたい・・・あれ?」 「あ・・・やめろっ・・・」 「何だろ。御剣、何かいれた?」 「なに・・・?やぁ」 蠢く成歩堂の指に翻弄されて、御剣は思考を結べていない様子。成歩堂の指は御剣の中に硬質な何かを感じ取っていた。 「ぼくじゃないから、きみがしたんでしょ?」 「な、なに?」 とりあえず出そう、と成歩堂はぴったりとした内壁を緩めようと愛撫を続ける。 「ここに、力いれて」 平たい下腹部を軽く押す。 ぬるり、と出てきたのは白い卵。 「御剣、そういうプレイ・・・?」 「どんなプレイだ!覚えはない!!貴様だろう!」 本気で怒っている御剣を見て、成歩堂は少し困惑。 「ほんとにぼくじゃないよ・・・まさか」 浮気じゃないよね、と言いそうになったその時。 「あ・・・」 卵にひびがはいった。 次の瞬間、小さな音と共に殻がベッドの上に落ちる。 「・・・!?」 出てきたのは小さな、羽根のはえたー 「御剣?」 成歩堂はその生き物と御剣を見比べて、口をぽかんと開いた。 御剣のほうは、一瞬だけ目を見開いて、ベッドに倒れこんだ。現実逃避というか、意識を失ったようだ。 「あぁ」 御剣のほうも心配だったが、この小さな生き物をつぶしてしまうと大変。 成歩堂はとりあえず手の中にすくいあげる。 それから、御剣を覗き込む。呼吸は確かだ。そのうちいつものように目を覚ますだろう、と一安心。 手の中の生き物は成歩堂を見上げる。 白い羽根、白い身体、粘液がついている。 「綺麗にしようか」 指先でそっと拭って、柔らかなタオルの先端でふき取る。 「・・・ぱぱ?」 小首をかしげて、御剣に似た生き物は成歩堂をそう呼んだ。 「というわけで、きみとぼくの子供だと思う」 目覚めた御剣に成歩堂は目を輝かせて語った。 御剣は軽く額を押さえて、いつもの二倍眉間に皺を寄せた。 「・・・夢だ・・・夢に違いない」 |