TREK








設定:近未来。ぶっちゃけVOYぱくり。無実の罪で、御剣が刑務所コロニーに送られます。(年齢はそうだなー20くらい?)で、その刑務所ってのは劣悪な環境なのです。もう帰ってこれないのが大前提。犯罪者の取り締まりの厳しいところ。投獄されるときには薬物漬けにされて、朦朧とした状態で送り込まれるの。認識能力が低下するような装置とか攻撃的になる装置とかを頭につけられてて、囚人達が団結することは出来ないのです。で、刑務所内は無秩序で、新しくきた囚人なんか格好の餌食。御剣は可愛いので(ここ重要。テストに出ます)早速奪い合いになってしまいます。意識も朦朧としてる間に慰みものにされるのです。初めての相手とか記憶とかも曖昧なまま、とりあえず権力?者のペットになって暮らすことになります。どうせ逃げることも出来ないし、自分で食料や住処を奪い合うこともしなくていい。そんなわけで御剣は囚人達の間の新たな争いの元となりつつ、予想を越えて生き延びることになります。



以前にネタ帳でかいた話は下のほうに。スクロール。スクロール。
本日の妄想は救い出したあとの成歩堂視点です。風呂シーンがかきたかった・・・

白い、青白くさえ見える、御剣の肌。

数年来、日光に触れていないから当然といえば当然で。

それでも、吸い付くような肌触り。

軽い身体を抱き上げて、温めの湯船にゆっくりとおろす。

無駄な肉は全然ついてない。だからといって筋肉がついているわけでもない。

肌のうえから肋骨がわかる。痩せこけているわけではないけど、やつれている感じはする。

けれど、そういう状態の御剣も十二分に綺麗だと思った。

薬の未だ効いた状態の身体は人形みたい。

ほんのりと肌が染まるまで擦った。

もし、御剣が痛いっていったらぼくは手を緩めちゃうと思う。

それから、恐る恐る、御剣の腿の間に手をしのばせる。

泡で濡れた指で、秘所を探る。

唇を噛み締めて、ぼくは蹂躙された御剣の其処に指を挿入する。

緩い、と形容するほどじゃないけど、解したわけでもないのにすんなりとはいった。

指の腹で中を激しく擦った。

血こそ出なかったけど、きっと御剣が泣いちゃうんじゃないかと思うくらい、強く。

そういうのもあって、眠ったままでよかったなぁと思いながら、細心の注意を払って髪を洗う。

頭の傷跡もよけるように。

顔に水がかからないよう、目に入ったりしないように。

肩をすぎる柔らかな髪、切るには勿体無い綺麗な色。

洗ったことで艶をまして、まるで銀とかプラチナの細い糸みたい。

指に絡めて、てざわりを楽しむ。


柔らかなタオルで身体を拭いて、髪を軽く拭いて。

少しだけかさついている肌全体にクリームをぬって。


衣を着せ掛けて、ぼくはぎゅっと抱き締める。

何があっても、御剣を離さない。全てから守ってあげる。

堅く誓って、白い額にキスをする。

その唇にキスをするのは、御剣が目覚めてから。

ぼくをぼくだと認識して、微笑んでくれてから。


だから、早く、目覚めて、ぼくを見てー











































あー、そんな可哀相な御剣がかきたいなー。
寧ろ、本番はここからです。







「御剣」

あぁ、何処かで聞いたことのある声。
頭がぼんやりする。いや、ずっとすっきりしたことはない。
あれからどのくらいたったのかもわからない。

「御剣」

優しい抱擁。
その手は衣服を脱がせることもなく、ただ、私を抱き締めるだけ。

「誰・・・」

名前を聞いても思い出せないだろう。
今の相手でさえ、すぐには名前を思い出せない。
過去の男の名前など、覚えているわけがない。


「ぼくだよ」


「わからない」


すぅっと身体が抱き上げられた。
無重力を感じた。
そろそろ、私の命も尽きるのかと思った。


「遅くなってごめんね」


誰だかわからなくて、本当にすまないと思う。
もしかしたら、末期の夢かも知れない。

けれど、このあたたかなぬくもりに包まれて逝くなら悪くない。


「今日からはずっと一緒。ずっと」



そこで、意識は闇に包まれた。
それでも、ずっとあたたかさを感じ続けた。







「眩しい」

「ごめんね」


真っ白な光。私は目を手で覆った。

「ごめんね、大丈夫?」

あたたかな手が重ねられた。
ゆっくりと私の手を顔から引き離すその手。

「目、開けられるかい?」


薄暗くなったのを感じて、そうっと目を開いた。
眩しい光はなんだったのだろう。ここ何年も見ていない光。


「御剣」

「・・・」


これは夢だろうか。
どこかで見たことのあるひと。


「ぼくがわからない?」


頭に手をあてる。

「・・・?」

装置の埋められていた場所には何もない。
優しく、その男は私の手をベッドにおろさせる。
そこで、私はベッドに寝ていたことを知った。


「此処は?どうして?」


「ちゃんと説明するから。落ち着いて、ね」


やんわりと抱き締められて、背中を撫でられた。
首筋に冷たいものが触れる。

しゅっと音がした。

麻酔?睡眠剤?

何かをうたれた。

ゆっくりと私は眠りに落ちていく。









あーそんな話が書きたいです。
でもって、成歩堂に助けられて、二人で宇宙を旅したりするんだよ。
でも、なかなか御剣は成歩堂に身体を赦さないのね。
それで、成歩堂は御剣がどうやって生きてきたかを知ってるから、傷ついてるだろうからって最初は黙ってるんだけど、ある日うっかり、何人にも身を任せてきたのに、ぼくには触らせないってそんなにぼくが嫌いなの、とか言ってしまうの。
御剣は逆で、成歩堂がもう大好きでたまらないの。
だけど、そういう生き方をしてきたから、肌を合わせて嫌われるのが怖かったの!(どんな乙女だよ)綺麗じゃない自分を見られたくないの。成歩堂の理想、ていうか夢みてた自分と、現実の自分が違うって知ってるから。
それでもって、泣いちゃった御剣を見て(ここで初めて泣きます)成歩堂、動揺。
思いのたけをぶつけあって、見事結合。そんな話を書きたいです。
ていうか、いま、ほとんど書いた気持ちでいっぱいです。